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多変量連関図とは(基本解析)
多変量連関図は,指定した変数のすべての2変数間の組み合わせについて,適切なグラフを行列形式で一覧表示した連関図です.
データ全体の特徴(分布やはずれ値,変数間の相関,カテゴリ間の比較など)を視覚的に把握する上で便利な表示形式です.指定した変数の属性の組み合わせに対し,下記のようなグラフが表示されます.
変数属性 |
グラフ |
同じ変数間 |
量的変数 |
ヒストグラム |
質的変数 |
度数グラフ |
異なる変数間 |
量的変数・量的変数 |
散布図 |
量的変数・質的変数 |
層別ヒストグラム |
質的変数・質的変数 |
立体棒グラフ・帯グラフ |
多変量連関図の使用方法
1. データの用意
ある材料をもとに加工機械を使い製品を作った際の製造データがあります.
図1. 加工機械の製造データ
1列目がサンプル名,2列目は材料の硬度であり,3列目はできあがった製品の硬度です.4列目は製造段階で使った加工機械の種類です.
2. 変数の指定
メニューバーから[基本解析]-[多変量連関図]を起動し,変数の指定画面で量的変数,質的変数の全変数を指定します.
図2. 変数の指定
3. 出力結果を読む
変数の指定が終わると多変量連関図が表示されます.多変量連関図を見て以下のようなことが分かります.
図3. 出力された多変量連関図(コメント付)
本システムの機能・特徴
- 拡大
- 多変量連関図上で任意の1グラフを選択し,メニューボタン「拡大」を押すと,別ウィンドウに表示できます.概観の把握から詳細な吟味まで,スムーズな予備解析がおこなえます.
- 切り抜き
- 多変量連関図の「対角線」,「行」,「列」のいずれかを指定し,メニューボタン「切り抜き」を押すと,指定グラフを別ウィンドウへ表示します.ある目的の変数に対して,各変数がどのように影響しているかを見ることができます.
- 注目グラフ着色機能
- ツールボタン「注目グラフ表示/非表示」を押すと,相関係数が0.6以上,正規性の検定(有意水準5%),平均値の差の検定(有意水準5%)で有意なグラフが着色されます.たくさんあるグラフの中から有意なものを見つけ出したい時に,非常に有効な機能です.
- 解析支援
- ツールボタン「解析アドバイス」
を押すと,外れ値の有無や相関関係の強さ, 平均の違いを確認することができます.解析初心者に心強い機能です.
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