こちらの製品は販売およびサポートを終了いたしました.
詳細はJUSE-StatWorks/V4.0 販売終了のお知らせをご覧ください.
StatWorksの最新バージョンはJUSE-StatWorks/V5となります.
機敏な企業変革や競争優位を勝ち取るうえでデータドリブンな問題解析力の養成によって,統計解析ソフトウェアの徹底活用は欠かせません.そこで,誕生したのがJUSE-StatWorks/V4.0 総合編.
「経営ミッションに応じたタスクテーマの設定」「継続的に問題解決できる企業体質づくり」に貢献します.
問題構造の描画や整理のための「思考プロセス」,データから問題の特徴を抽出する「データスコープ」,メカニズムを把握し最適条件を捉える「データ分析・改善」.そして,原因の対策と定着展開を図る「対策・展開」の各フェーズに応じた最適なツールを提供します.
経営の効率化と製品品質の高度化に関心が集中する昨今ですが,開発のスピードアップ,専門的サービスの質向上は避けて通れない 緊急の課題です.
そこでJUSE-StatWorks/V4.0 総合編を利用することで,膨大なデータの中から有益な情報を速やかに取り出し,分析,共有,アクションに結びつけていくための問題解析力を向上することができます.
JUSE-StatWorks/V4.0 総合編は「実務要求に応える」をテーマに,新JIS,シックスシグマへの展開,ISO/TS16949(旧QS-9000)の規格要求実現,継続的品質改善,調査データの加工や集計,需要予測,運用処理(定型処理)への対応,出力結果に共有化や外部ソフトとの互換利用など,企業の業務改革をトータルにサポートするシステムとして大きく衣替えしました.
品質 | データベース | 主な統計処理技術 | 主な解析手法 |
---|---|---|---|
部品品質 | 検査情報 | 品質検査/クレーム処理 | 抜き取り検査,サンプリング |
プロセス品質 | 製造情報 | SQC/ISO/TS16949(旧QS-9000) | QC七つ道具,新QC七つ道具,回帰分析 |
設計品質 | 設計技術情報 | CAE/最適条件探索 | 実験計画,FMEA,QFD |
商品品質(CS) | 市場情報 | CS分析/ポジショニング | 時系列解析,市場調査分析 |
経営品質 | 経営情報 | TQM/ERP,意思決定 | 経営分析,売上げグラフ |
商品企画,設計開発,工程管理/品質改善,ポジショニング,CS調査,財務分析,薬効評価などの様々な解析業務シーンで利用できます.
また,量質混在データをそのまま解析,変数の手動選択,多変量連関図あるいは「シックスシグマ」や「ISO/TS16949(旧QS-9000)」対応など,本システムならではの魅力が満載です.
データを解析する上では,数値データや層別データのほかに,言語情報の活用が欠かせません.JUSE-StatWorks/V4.0ではアンケート調査の自由記述や商品企画のアイデア,品質不具合などお客様や技術者の考えを整理し,形にするためのツールが続々と搭載されました.
従来の「特性要因図」や「QFD」「テキストマイニングSimpleWord」「FMEA」のほかに「親和図」「連関図」「系統図」「マトリックス図」「マトリックスデータ解析」「PDPC」「活動計画表」といった新QC七つ道具関連の新手法が追加されました.
連関図 |
親和図 |
系統図 |
マトリックス図 |
マトリックスデータ解析図 |
PDPC |
活動計画表 |
解析手法「特性要因図」「親和図」「連関図」「系統図」のデータには互換性があり,インポート機能で他の形式のファイルを読み込むことができます.言語情報を解析する道具を変えることによって,様々な面から言語データを解析することができます.
ユーザに最もご好評をいただいている多変量連関図をさらに機能強化しました.
多変量連関図で表示される複数の図のなかでどの関係や分布の違いに着目したらよいか一目で分かるように改良されています.従来の機能(量質変数混在,切り抜きや拡大,マーキング等)に加えて,新たに,
などの機能強化がはかられています.
解析アドバイス機能が搭載されたことにより,グラフから情報を読み取ることに慣れていない初心者の方でも,データの着目すべき点に気付くことができます.初心者の方により使いやすいものとなりました.
多変量連関図の解析アドバイスでは「外れ値の有無」「正規分布に従っているかどうか」「相関関係の強さ」「関連性の強さ」「層関でばらつきに違いがあるか」などのヒントを得ることができます.
開発研究,設計,製造技術者にとって,効率的な実験をし,解析技術を身につけることが重要です.JUSE-StatWorks/V4.0では,効率的な実験やスムーズな解析が行えるよう,設計・開発の面でもユーザー様をサポートいたします.
従来の「要因配置実験」や「直交表」以外に,量的な要因間の最適条件を探索する応答曲面法(1特性の最適化,多特性の最適化),そのためのD最適化計画,品質工学で必至なタグチメソッド,商品設計でよく使うコンジョイント分析,要因効果をプロットできる特性・要因の「効果プロット」「マルチバリチャート」,信頼性試験では必須のワイブル確率紙,故障モードを探索する累積ハザード解析など,設計開発する上で有用な手法が揃いました.
製造スタッフにとって,製造工程の品質状態を常にチェックし,異常が発見されたら原因を究明して品質改善活動にすばやく取り込むことは欠かせません.
JUSE-StatWorks/V4.0では製造スタッフのための製造品質評価・分析機能をそろえました.パレート図や管理図,ヒストグラムなどのQC七つ道具や要因分析で最もよく使われている重回帰分析,判別分析,主成分分析,数量化Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ類など既存の機能に加え,複数の特性を管理する多変量連関図,大量データの変化を図示できる時系列ヒストグラム,TS16949(旧QS9000)リファレンスマニュアル対応(SPC,MSA,工程・設計FMEA),フィールド故障データの品質状態をマッピングする「CHM」などを強化・追加しました.
本ソフトウェアは,以下の機能をサポートしています.詳しくはJUSE-StatWorks 機能・手法一覧をご覧ください.
委員長 | 棟近 雅彦 | 早稲田大学 教授 |
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委員 | 池山 豊 | 株式会社コーセー 主任研究員 |
大藤 正 | 玉川大学 教授 | |
奥原 正夫 | 諏訪東京理科大学 教授 | |
関 哲朗 | 千葉工業大学 助教授 | |
野澤 昌弘 | 東京理科大学 講師 | |
山田 秀 | 筑波大学 助教授 |
※ 所属はJUSE-StatWorks/V4.0を発売した2004年7月当時のものです